大分健生病院の1病棟は、「回復期リハビリテーション病棟」(36床)です。
回復期リハビリテーション病棟は、脳血管障害、大腿骨頚部骨折など、発症後2ヶ月以内の患者さんのADL(食事・排泄・着脱衣などの日常生活活動)能力を向上させ、「寝たきりの防止」と「在宅復帰」を目的としています。
医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・医療相談員が共同で、それぞれの患者さんに合ったプログラムを作成しています。
また、在宅復帰へ向けた、24時間在宅療養支援診療所、デイサービス、訪問看護、訪問リハビリ、訪問介護、グループホームなどの事業所も充実しており、総合的な対応が可能です。
特徴
- 365日毎日リハビリテーションが行える体制を整えています。
- 医科歯科連携で、歯科往診や口腔ケアを受けることができます。
- 退院後は大分県医療生協の事業所で在宅療養を行えます。
施設基準
- 回復期リハビリテーション病棟入院料(T)
- 休日リハビリテーション体制提供加算
- 脳血管疾患等リハビリテーション料(T)
- 運動器リハビリテーション料(T)
- 呼吸器リハビリテーション料(T)
- 集団コミュニケーション療法
対象疾患と入院期間
対象疾患 |
入院までの日数 |
入院期間 |
脳血管疾患、脊髄腫瘍、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷などの発症または手術後、義肢装着訓練を要する状態 |
2ヶ月以内 |
150日 |
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頚髄損傷及び頭部外傷を含む多発 外傷 |
2ヶ月以内 |
180日 |
大腿骨、骨盤、脊髄、股関節の骨折または手術後 |
2ヶ月以内 |
90日 |
外科手術後または肺炎などの治療時の廃用症候群で手術後または発症後 |
2ヶ月以内 |
90日 |
大腿骨、骨盤、脊髄、股関節または膝関節の神経・筋・靭帯損傷後 |
1ヶ月以内 |
60日 |
※この表の「入院期間」とは、それぞれの病名の場合で入院できる、最大の期間をあらわしています。
※実際の入院期間は、病態や治療の状況、リハビリテーションの効果などを、総合的に評価して決定します。
(おおむね2ヵ月間とお考えください)
入院から退院までの流れ
- 1.
- 急性期病院からのご紹介 または 大分健生病院 急性期病棟からの転棟
※地域連携室スタッフが、入院・転院のご相談をお受けしております。
- 2.
- 回復期リハビリテーション病棟に入院
- 3.
- リハビリ開始
介護保険・身体障害者手帳の申請
- 4.
- ケースカンファレンス(月1回、退院するまで)
リハビリテーション計画書の説明(月1回、退院するまで)
- 5.
- 家屋評価、家族指導、外出・外泊訓練、住宅改修
- 6.
- サービスカンファレンス開催
- 7.
- 退院
リハビリテーションの内容
- 理学療法
(PT訓練)
- 身体に障がいがある方に対し、寝返り、起き上がり、歩行などの基本動作能力の向上および獲得に対するアプローチ
- 作業療法
(OT訓練)
- 心身機能障害や高次脳機能障害がある方に対し、日常生活動作、家事動作などの自立へ向けたアプローチ
- 言語聴覚療法
(ST訓練)
- 失語、運動性構音障害、高次神経機能障害に対するアプローチ 摂食・嚥下に対するアプローチ
- 医療福祉相談員(MSW)
- 在宅復帰後の支援・ご相談をお受けしています。
お問い合わせ
ご入院のご相談・お申し込みは、
地域連携室までお問い合わせ下さい。
[入院申し込み用紙]
PDF /
エクセルをダウンロードできます。
※入院申し込み用紙の郵送も行っております。ダウンロードができない場合は、一度お問い合わせ下さい。